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10/31(土)の特集上映『異能の映像作家・中村雅信の世界』開催!

Art Saloon配信第一弾となる、映像作家・中村雅信の特集上映を開催します。60年代から個人映画制作を開始し、90年代終わりまで8mm、16mm、VIDEOを使った精力的な創作活動を行って来た中村雅信の40本以上の作品からセレクトした必見のプログラムです。
当日71歳の誕生日を迎える中村雅信も来場します。フェティシュ、エロス、狂気、幻想、ユーモアか渾然となった独自の世界を体験してください。

日程10月31日(土) 
上映開始A*14:00- / B*15:30-+トーク  / C*6:00-+トーク
トークゲスト B:中村雅信+芹沢洋一郎(映像作家)/ C:中村雅信+金村修(写真家)
会場千歳船橋APOCシアター 〒156-0054 東京都世田谷区桜丘5丁目47−4 
入場料1プロ・1,200円 定員30名予約制。売り切れ次第終了。
予約メール予約のみ。プログラム(A,B,C)、お名前、人数をご記入の上、
info-saloon@sig-new.com までメールをお送りください。料金は当日払いです。
主催有限会社エス・アイ・ジー

上映プログラム

Aプロ 14:00-(60分)
【初期8mm作品集】◎オリジナル8mmより作成したビデオによる上映

政治と革命の季節に、個人映画を撮り始めた中村雅信の、初期衝動と若いリビドーがほとばしる!フェティシズム、エロティシズム、反復、蒐集、監禁、ユーモアなど、独特の感性で生み出される、常識を逸脱した自由な世界。時代を反映する、アナーキーでサイケデリックなサントラ使いも最高!!!

『猥雑』(1969/16min)
『美しい日々』(1970/10min)
『句読点』(1975/17min)
『ROOM』(1976/17min)

Bプロ 15:45- (52分)
【16㎜フィルム・アンソロジー】◎16mmフィルムによる上映

再撮影、反復、オーバーラップ、コマ撮り、メタフィルム、ストロボ撮影など、実験映画的手法を駆使して、独特の世界観を映像化。比類のない作家性を強烈に印象付けた16mm作品のセレクション。ポップとインモラルな魅力が交錯する代表作に加え、本人も「ほとんど上映した記憶がない」という超激レア作品『北京の夜』を特別上映。必見です!

『奇病Ⅰ』(1977/3min)
『記念写真』1978/3min)
『北京の秋』(1978/25min)
『兆』(1988/13min)
『飛画』(1989/11min)

※上映終了後トーク:中村雅信+芹沢洋一郎(映像作家)

Cプロ 18:00- (65分)
【アナログVIDEOのアウラ】 ◎マスターテープより作成したデジタル上映

ビデオという新たなメディアを得て開かれた新しい世界。空虚な美しさに満ちた90年代の風景論。Hi8で撮影された日常の風景が、アナログ・ビデオの低解像度が生み出すアウラによって、記憶のような、幻想のような、茫漠とした〝何かに〟変貌する。デジタル高解像度では撮れない映像。荒々しく切り刻まれる時間。今、再評価されるべき、静かで戦慄的な作品集。

『SO HARD FEELINGS』(1991/18min)
『わたしにひろがるくうきょ』(1995/20min)
『記憶の亡霊』(1997/27min)

※上映終了後トーク:中村雅信+金村修(写真家)

★当日はコロナ感染防止のため、マスク着用をお願いいたします。入場受付時に検温・手の消毒を行います。
★各回終了後、換気と消毒のために完全入れ替えになります。